－ プラスチック容器注射剤 －

プラスチック容器注射剤

注射剤の容器は通常ガラス製が一般的ですが、ガラス製容器は落下に伴う破損や、取扱い上の破損、使用時の怪我など医療機関ではさまざまな問題があります。

医療関係者の皆様が、これらの問題から少しでも解消されることを願い、当社では原料となるポリエチレン樹脂を機械内で成形し、薬液の充填を行う一連のシステムを用いて、プラスチック容器注射剤を製造しております。プラスチック容器はガラス容器に比べ利便性や安全性に非常に優れており、焼却処分が可能なことなど医療上求められていた有用性が高い剤形です。

また当社は、プラスチック注射剤に強力な光をパルス照射することにより滅菌する方法（光滅菌）を世界ではじめて医薬品に実用化しました。従来は熱を加えることにより滅菌する方法（加熱滅菌）が難しいとされたプラスチック容器に対して、光による滅菌方法を実用化したことにより、より安全で信頼できる医薬品を供給することが可能となります。

高水準の技術力と製造環境、そして社員一人ひとりの高い意識で日々業務に取り組んでいます。

パルス光滅菌機	プラスチック容器注射剤 製造ライン

当社は昭和32年に主に注射剤の製造業として設立され、昭和45年に現在地に工場を移転し、以来、内用剤、外用剤の設備導入並びに工場増設を行い現在に至っております。生産拠点としては天童市に加え埼玉県川越市に有し、ジェネリック医薬品の開発、製造販売及び、医薬品の受託製造を経営の柱としております。受託製造に関しては、早くから外資系からの受託に取り組み、そのシステムを確立しております。厳密な工程管理、徹底した品質管理のもとで高品質な製品の安定供給を行っております。